完治させることは不可能と言われた難病の治療に挑む医師たちの奮闘ぶりを描いた120分がレナードの朝です。
ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムス主演のこの映画の公開は1990年でこれが実話ということもあり、非常に話題となった作品です。
基本的には感動のヒューマンドラマということになるのですが、その人間の描き方は本当に詳細で丁寧です。
実話ということもあるのでしょうが、開始早々にその世界にどっぷりと浸かることもできます。
そのため、静かな時間に一人でみることをおすすめします。
物語としては30年間にもわたって昏睡状態にあった少年が目を覚ますということから始まるのですが、あくまでも昏睡状態にあったために体は中年男性のそれになっていても心は少年のままなのです。
この設定にも男性は特に惹かれるケースが多いと思います。
誰しも歳はとりたくありませんし、体は老いていっても心だけはいつまでも若くありたいものです。
そんな理想を具現化している作品がここにあると言っても過言ではありません。
もちろん、そのようなテーマだけではないのですが、そういった視点でこの作品を見てみるのもひとつの方法としておすすめできます。
医療ドラマとしても面白いので、その視点から見て行くことも当然ながらありです。
とにかく男性は必ず見ておいたほうがいい作品と言えますし、家族で見てもいいと思います。
実話ということをたまに思い出しながら見ていくと、その世界観にどんどん引き込まれていくはずですからおすすめの方法と言えます。